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農業

近代的かつ持続可能な農林・水産業を目指し、ベトナム政府は開発を進めています

1. 概要

ベトナムの社会経済発展において、農業のGDPに占める割合は1990年の38.7%から2013年には18.4%に減少しているものの、非常に重要な役割を果たしています。他国と比べるとベトナムは農産物や食品の価格だけでなく労働コストも安いので、外国投資家の皆様にとっては大きな可能性があります。労働人口の5割弱を占める農業による雇用の創出を通じて貧困の解消にも大きく貢献しています。

2. 現状

2000年から、農業の平均生産額の成長率は平均して5.5%/年を達成しています。最近は工業開発、都市化に伴ない農業用地が縮小され、労働人口のシフトも起こっている中、農業のGDP成長率はおよそ3%台を維持しています。

図表: 2001年 – 2011年期の農業発展速度

3. 成長可能性

- 工業化及び都市化といった産業構造の変化に伴い、農村人口の減少、労働力の都市部への流出、伝統文化の消滅、環境汚染などが危惧されるとともに、農業用地、水、資金確保などに関する問題が考えられます。

- 国際貿易でのメリットを生かせるような、TPPなどによる市場の国際統合を促進し、市場拡大、投資及び技術の誘致、国際市場で通用する競争力をつけることが課題です。

- 天然資源やエネルギーが希少になりつつある現状に伴い、生産構造及び技術の変革が求められます。従来の低い生産性による生産を続ける場合には、生産コストが高くなってしまいます。農業のハイテク化に優先的に取り組みます。

- 近い将来、地球規模の気候の変動による自然災害が懸念されます。ベトナムも例外ではなく、動物・植物への影響など、農業生産地域(メコンデルタ)において広範囲に悪影響が出ることを防ぐことも課題です。

4. 開発戦略と計画

目標

近代的・発展持続可能な農業を開発し、生産性・品質・競争力を向上させ、国家食糧安全保障を確保します。

近代的な社会経済インフラを有する新しい農村をつくります。計画に基づく工業・サービス・都市の急速な開発に応じた経済構造・生産形態を生み出します。安定的な農村社会の開発をすすめ、生態系の保護と農村自治体の支援を強化します。

農民の物質的・精神的な生活標準を向上させ、地域による差を解消するように努めます。先進国と同等の水準になるよう、生産能力を有する農民への訓練と指導を行います。

2020年までの具体的な目標

2011年~2015年期において、農業の成長率を回復させ、生産性を高めます。また、人々の収入向上、貧困解消及び環境保護に対する施策に力を入れます。その為、2013年に首相決定62号により大規模農場促進の為の支援策を規定しています。

2016年~2020年期において、近代的かつ持続可能な農業を開発します。工業化・都市化に応じて、収入向上、貧困解消及び環境保護を目標とし、農業開発を進めます。