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物流・販売・小売

多様化が進むベトナムの物流業、販売・小売業は外国企業からも注目を集めています

1. 概要

近年、ベトナムにおける物流業は急速な発展を見せています。経済セクター及び経営者は多様化し、運営・営業管理方法は現代的かつ専門的な方向に発展してきました。特にスーパーやコンビニチェーンが出てきたことで、流通ネットワークが地理的に分けられ、 物流センターがつくられました。こうした物流センターは商品の注文、分類、梱包、加工する役割のほか、企業全体のお客様サポートサービス、ブランドのアピール・開発という役割も担っています。

営業権譲渡・サプライチェーン・通販・取引所(部材、不動産、コーヒー、米等)という現代的な新営業モデルは大きく成長しています。

ベトナム企業とともに、METRO CASH & CARRY (ドイツ)、BOURBON (フランス)、PARKSON (マレーシア)、LOTTE (韓国)等に加え、日本のAEON等の外国企業が活動範囲を拡大し続けています。そのため、今後ベトナムでの外資系物流企業が増えるにつれ、競争力が強まり、ベトナムの物流・販売業の活性化が進むと期待されます。

2. 現状

2014年では、GDPに対し、小売サービス業は43.8%を占め、その内卸・小売りは13.8%を占めており、経済成長の牽引を担っていると言えます。

図表1:前年比物流・販売小売分野の発展指標

単位: %

出典:統計総局

物流/販売・小売業への外国投資割合はまだ低く、さらなる可能性を秘めた分野であるといえます。小売及び消費サービス売上の中で、外国投資が占める割合は3.4%、国営は13.7%、民間営業は83%を占めています。

外国直接投資状況について、2010年12月31日までで物流/販売・小売業におけるプロジェクト数は517件あり、登録額は16.5億ドル相当です。詳細は下表のとおりです。

表1:物流・卸売り小売及びサービス分野への外国直接投資

2008200920102011
新規案件数62115-154
新規登録額(百万ドル)125.60191.70-414.03
投資金増加案件数414-15
増加登録額(百万ドル)13.0046.52-14.47
新規登録額・増加登録額(百万ドル)138.60238.22-428.49

出典:統計総局

3. 潜在可能性

ベトナムの人口増加率は1年あたり1%で若年人口に恵まれています(人口の半分は1975年以降に生まれた人々です)。そのため、商品・サービスの消費ニーズが今後さらに増加すると考えられます。また、人々の収入は増加傾向にあり、一人あたりの平均収入は1224ドル/年で、その3分の2は個人消費に使われています。現在、全国の商品サービス消費ニーズは70億ドル/年となっており、ベトナムは国内企業にとっても、海外企業にとっても大きな市場であるといえます。

世界的な金融危機の影響を受け、経済全体、特に小売分野は不景気な時期にありますが、国内市場の拡大を促すための法整備をするため、国による市場の管理、マクロ調整、支援が重要となります。農村民の消費ニーズが増えるに従って市場規模が拡大し、伝統的な小売業と現代的な小売業を組み合わせることで新しい物流システムの開発が期待されます。

4. 開発戦略と計画

WTOに加盟した際、外国投資家は2009年1月1日以降、ベトナムにてサービス物流分野に外資系100%という形で投資することが可能な事業も増え、海外物流企業にとってはベトナム市場への参加の機会が増えました。

更にTPP加盟国として、発効後の外資への投資制限撤廃のよる投資機会の拡大が期待出来ます。

実際、この分野は大きな結果を出しましたが、ベトナムの小売システムのシェアは東南アジアの他の国々と比べるとまだ小規模です。(中国:51%、タイ:34%、シンガポール:90%、マレーシア:60%等)。現在、ベトナムに進出している大規模な海外小売グループは、メトロ、ビッグC、PARKSON、ロッテ、 LOUIS VUITON、AEONの6社のみです。現在、ビッグC、ロッテマートにある小売センターは全国的にシェアを拡大し続けています。また、ベトナム市場進出を検討し、プロジェクトの展開を始めている日本、フランス、イギリス、香港等の小売グループも出てきています。 RESEARCH AND MARKETSの予測によると、この先、ベトナムの市場へ参加するという海外小売企業が増えてくるだろうといいます。